内川「日本人の右打者ではまだ打っていない」数字に挑戦

[ 2010年1月6日 06:00 ]

新バットでティー打撃をする横浜・内川

 横浜・内川が日本人右打者初の200安打突破へ新兵器を導入する。「詰まっても内野の頭を越して安打にしたい」として重心が先にある従来の長距離砲用バットから、重量を変えず重心だけを手元に近づけた中距離砲仕様のものを発注。この日の始動までに完成した。2年連続好成績を残している中で、あえて変化を求めた内川の目的は「安打数」だ。

 新モデルなら長打が減っても、内角球にバットを折らずに対応できる可能性が高くなり、泥臭く安打を積み重ねることができる。
 自己最多は右打者最高打率・378を記録した08年の189本。「200本は日本人の右打者ではまだ打っていない。打率は右打者最高を残せたし、こだわって超えてみたい数字」としたうえで「最初の1カ月で高い数字を残せれば後が楽。チームのスタートダッシュにもつながる」と意気込んだ。静岡・伊豆市内の合同自主トレでは早速、新バットで初のティー打撃も行い「違和感はないし、すんなり入っていけるかな」と手応えを話していた。 <2週間濃密トレーニング>内川はベテランの広島・石井らと行う合同自主トレも6年目。午前8時半から山登り、室内練習場では体幹を鍛えるためのピラティス、テニスラケットを使ってのトレーニングなどをこなすなど、午後5時まで約8時間のメニューを消化する。「これだけのメニューは今しかできないですから」と内川。2週間にわたる密度の濃いトレーニングで春季キャンプへ仕上げる。

続きを表示

2010年1月6日のニュース