桑田さん打たれちゃったけど念願「WASEDA」で先発

[ 2009年12月13日 06:00 ]

早稲田大学のユニホームを着てマウンドに立ち、準硬式のボールを投げる桑田真澄氏

 【4年生&OB4―7現役】元パイレーツの桑田真澄氏(41)が、「WASEDA」のユニホーム姿でマウンドに上がった。早大大学院に在籍中の桑田氏は東京・東伏見で同大準硬式野球部の練習に参加。4年生とOBで編成された「オール早稲田」の一員として、3年生以下のチームとの試合で先発した。

 「素晴らしい経験でした。順番は変わったけど、早稲田のユニホームに袖を通せて本当にうれしい」。3回まで無安打。変化球も駆使して4三振を奪った。その後は遊撃に回り、同点の7回1死満塁で再びマウンドへ。決勝の3点二塁打を許したが、背番号18の雄姿に集まった約100人のファンも大喜びだった。
 中学時代からあこがれだった早大。準硬式ながら念願がかない「簡単に夢をあきらめちゃ駄目と実感した」。4番に入った打撃では1安打。本塁に滑り込むシーンもあり「楽しかった。野球好きですね、僕は」と笑顔で話した。吉田範之監督代行(46)は「この縁を大切にして今後も交流を」と、来年3月の卒業後も臨時コーチや監督役などを要請したい考え。桑田氏も「また協力したい」と約束した。

 <高橋尚&松井秀にエール>桑田氏は巨人時代の同僚2人にエールを送った。FAでのメジャー移籍を目指す高橋尚について「十分活躍できる」とした上で「あとは言葉。コミュニケーションは大事だし、英語を覚えれば勝ち星が3、4つは増える」とアドバイス。またヤンキースをFAになった松井には「ヤンキースだけがすべてじゃない。外野はできると思うし、今のベストを尽くせばいい」と話した。

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2009年12月13日のニュース