育成選手支配下登録第1号 今度は裏方で再出発

[ 2009年12月8日 09:20 ]

 巨人の山口が初の1億円プレーヤーとなり、松本は新人王。育成出身の選手がめざましい活躍をした今季、オフに育成選手支配下登録第1号となった西山がユニホームを脱いだ。

 「あっという間の4年間でした。これからはチームを支える仕事を一生懸命、頑張りたい」。06年5月23日、この年に導入された育成選手として、小斉とともに球界初の支配下登録をつかんだ。5日後、28日の中日戦でプロ初登板も果たした。06年は代走出場、07年西武が搭乗予定の飛行機のトラブルで先発が流れるなど波瀾(はらん)万丈の4年間だった。
 今後は2軍スタッフで裏方としてチームを支える。主な役割は打撃投手。300球以上の投げ込みにも耐え得る丈夫な右肩は今後、脚光を浴びるであろう若鷹たちの成長を促すため、役立てていくことになる。

 ◆西山 道隆投手(にしやま・みちたか)29歳、4年目。松山商甲―城西大―昭和コンクリート―カナダ独立リーグ・ノーザンリーグ―四国・九州IL愛媛。05年育成ドラフト2巡目。最高年俸700万円(08年)。
 ▼通算成績 7試合0勝2敗、防御率7・59。
 ▼再出発 ソフトバンク2軍スタッフ。

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2009年12月8日のニュース