次はアジア制覇!原監督4冠獲りへ“全員参加”

[ 2009年11月9日 06:00 ]

羽田空港でファンに次々と声をかけられる原監督

 7年ぶりの日本シリーズ制覇から一夜明けた巨人ナインは8日、札幌から空路帰京した。原辰徳監督(51)は、14日に韓国王者・起亜と対戦する日韓クラブチャンピオンシップ(長崎)に、主砲のアレックス・ラミレス外野手(35)ら外国人選手もメンバー入りさせる方針を示した。手加減はしない。7年ぶりの頂点に続いて、アジア一の栄冠も勝ち取る構えだ。

 帰京便を待つ新千歳空港。午前2時までテレビ、ラジオ各局の取材対応に追われていたという原監督は「ホテルに帰って日本酒を飲んだら、すぐ寝ちゃった」と緊張感から解放された様子で笑みを浮かべた。09年はWBCで世界一、リーグ3連覇、そして日本一奪回。勝てば自身の“4冠達成”となる日韓チャンピオンシップの話題になると表情を引き締めた。
 「この時期に(12球団で)最後までユニホームを着ていることに幸せを感じている。ラミレス、ゴンザレス、オビスポも参加します」
 今季15勝のゴンザレス、不動の4番として首位打者に輝いたラミレス、さらに先発ローテーションの谷間ながら7試合で6勝を稼いだオビスポ。日本シリーズ終了と同時に帰国する助っ人は多いが、原監督は日本一に貢献した3選手をメンバー入りさせて韓国・起亜相手に“ガチンコ勝負”でアジア一の称号を狙う構えだ。ラミレスも「ジャイアンツのメンバーが出るのだから自分も出たい。ファンのために4番の責任を果たしたい」と闘志を燃やしている。
 日本シリーズは4勝2敗で日本ハムを撃破。偽装スクイズなど、短期決戦ならではの采配を連発して念願の日本一を奪回した。原監督はきょう9日は都内で渡辺球団会長、滝鼻オーナーに日本一の報告を行う予定。栄光に彩られた09年。最後の“長崎決戦”も勝利で締めくくる。

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2009年11月9日のニュース