極めて“まれ”なトレードが成立した理由とは…

[ 2009年11月9日 17:47 ]

ロッテの清水が横浜へ 那須野&斉藤俊とトレード

 ロッテの清水直行投手(33)と横浜の那須野巧投手(27)、斉藤俊雄捕手(25)の1対2の交換トレードが9日、両球団から発表された。清水はロッテと来季まで2年契約。複数年契約中での放出は極めてまれだ。しかも今季年俸は清水の2億4000万円に対し、那須野と斉藤で合計3000万円。明らかにバランスを欠くが、ロッテの瀬戸山隆三球団社長は「互いのニーズが合った」と述べた。
 清水は今季6勝でも、4000万円増の2億8000万円の来季年俸が保障されていた。ロッテは依然、赤字経営に苦しんでいる。人件費がカットできる上に若手の台頭を促せるだけに、横浜の申し出は「渡りに船」だった。
 一方、横浜は先発陣の強化が最大の懸案。プロ10年間で通算93勝の右腕を獲得するためには金銭的な負担が大きくても、背に腹はかえられなかった。

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2009年11月9日のニュース