祝宴自粛の松坂 プレーオフで巻き返し宣言

[ 2009年10月2日 06:00 ]

 【レッドソックス0―12ブルージェイズ】ワイルドカード獲得から一夜明け、レッドソックスの松坂がシャンパンファイト不参加の理由について語った。「(お祝いは)1年間頑張ってきた人たちのもの。僕は求められたものを出せなかったので資格がない。例えるなら先輩に連れていってもらった甲子園のようなもの」。

 前日はレンジャーズの敗戦を受け、試合終了から約2時間半後に“祝宴”がスタート。自主参加だったが、松坂にとっては、自粛することが自分なりのけじめのつけ方だった。
 ただ、チャンスはまだ残されている。ポストシーズンは勝ち進む度に勝利の美酒を味わえるだけに「もちろん(次は)楽しむつもり」。自らの右腕でチームに勝利をもたらせば、その中心で大騒ぎすることができる。
 9月15日に復帰して以降は3試合で2勝1敗、防御率1・96と安定している松坂に対し、エプスタインGMも「チームにいい刺激を与えてくれそう」と期待。まずは、レギュラーシーズン最終登板となる2日(日本時間3日)のインディアンス戦で好投し、先発3番手をアピールする。

 ≪岡島調整1失点≫右脇腹痛で9月23日以来登板がなかった岡島が、0―10の8回から調整登板。バティスタに左翼場外へ本塁打を浴び、1回を1安打1失点だった。前日は深夜にシャンパンファイトを行ったこともあり、主に控え組が出場し、9回には捕手ブラウンが登板。今季は投手以外の選手がマウンドに上がるのは3人目となり、球団史上初の“珍事”となった。零敗で今季ワーストタイの6連敗を喫したフランコナ監督は「プレーオフに向けて調整するだけ」と淡々としていた。

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2009年10月2日のニュース