早大 斎藤が開幕投手!直球回帰で23勝

[ 2009年9月20日 06:00 ]

<早大・東大>2回2死満塁、東大・古垣を三振に押さえ雄叫びを上げる早大・斎藤佑樹

 東京六大学野球第2週第1日は19日、神宮球場で1回戦2試合が行われ、第1試合は早大の斎藤佑樹投手(3年)が、東大相手にチーム開幕投手を務めて、苦しみながらも通算23勝目を手にした。毎回得点圏に走者を背負いながら、課題の直球を軸にした投球で6回5安打1失点にまとめた。第2試合は立大が明大に2―1で競り勝って先勝した。

【早大・斎藤佑樹特集
試合結果


 【早大3―1東大】派手さはない。だが、終わってみれば勝っている。決して本調子ではなかった斎藤だが、また1つ白星を積み重ねた。
 「50、60点ぐらいです。軸がまだ全然しっかりしていない。でも課題だった直球で三振が取れた。それに関しては合格点です」
 23季連続最下位の東大相手の開幕戦に「少し緊張しました」。初回、先頭打者にいきなり四球を許した。1死二塁は連続三振で切り抜けたが、その裏の味方の攻撃時は1死からベンチ前でキャッチボールを始めるなど懸命に修正を図った。6回まで毎回得点圏に走者を背負うなど5安打1失点。東大相手に6試合目の登板で初失点して104球で降板したが、現役最多の23勝目は手にした。
 試行錯誤を続けている。理想は高3夏の投球フォーム。しかし大学入学後、勝利を求められるあまり変化球を多投した。ツーシームに落差をつけるため、重心を高くするなどして次第に理想のフォームから遠ざかった。同時に直球の威力も半減した。理想と現実のはざまでジレンマを感じる日々だったが、ここにきてようやく開き直れた。1年時は投球の約半数を占め、今春まで頼っていたツーシームはこの日104球中、わずかに3球。8奪三振のうち7三振を直球で奪った。MAXは147キロだったが、投球の基本は直球に戻した。
 「今までは勝たなくちゃいけないという感じだったですけど、自分がレベルアップすれば勝利につながる」。斎藤は理想のスタイルを勝ちながら追い求め続ける。

 <立大 エースの戸村が意地の完投>エースの戸村が意地の投球で明大の2年生・野村に投げ勝った。8回2死満塁のピンチでは、150キロの直球で小林卓を見逃しの三振に仕留めガッツポーズ。「きょうは相手を気持ちの面で上回れた」とうれしそうに話した。今春は法大、早大、慶大戦の初戦で勝ちを収めながら、3回戦ではスタミナ不足から打ち込まれ5位に沈んだ。「この夏は嫌というほど走り込んできました。これまであまり残せているものがないので(創部)100周年の記念すべき年に優勝したい」。今季初戦の慶大戦では3回戦で勝ち投手になるなどスタミナ不足も克服。06年秋以来、6季ぶりとなる明大戦の勝ち点に向け意欲的だった。

 <明大 野村に援護なし…11K好投も>野村が味方の援護なく敗れた。7回まで4安打11奪三振と好投したが、8回2死から失策絡みで決勝点を献上した。「球数を少なく打たせて取ろうとした結果、ゴロが多かった。立ち上がりと8回以外はまずまずだったと思います」と2失点の内容をさばさばと振り返った。善波監督は「1点が遠いというか、1本が出なかった。帰って練習して出直します」と野手陣の奮起を促した。

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