また阿部だ!先制満塁弾で原監督に並んだ

[ 2009年9月20日 06:00 ]

<ヤ・巨>初回2死満塁、阿部慎之助が左中間に満塁ホーマーを放つ

 【巨人6―3ヤクルト】今度はグランドスラムだ。巨人・阿部慎之助捕手(30)が19日、ヤクルト戦の初回、先制の29号満塁本塁打を放った。自身8本目の満塁弾は原辰徳監督(51)と並ぶ球団史上2位タイの大記録。さらに9月の11本塁打は王貞治(現ソフトバンク球団会長)らと並ぶリーグタイ記録とした。頼れる主将のバットで優勝へのマジックは「6」。3年連続の歓喜の瞬間はすぐそこまで近づいている。

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 見せ場は第1打席だった。阿部だ。初回2死満塁のカウント1―1からの3球目。館山が投じた低めの144キロ直球を振り抜いた。打球は左中間スタンドに飛び込んだ。今季2本目のグランドスラムだった。
 「逆風だったんですけど、凄い伸びてくれた。入るとは思わなかったので良かった」
 通算8本目の満塁弾。球団では王の15本に続く2位タイだ。「それ(15本)は無理だな」と苦笑いを浮かべたが、同じく8本の原監督に並んだことには「イエス!」と小さくガッツポーズをつくっておどけた。
 9月は15試合で11本塁打。9月の月間本塁打記録では王と肩を並べた。ヒーローインタビューで好調の秘けつを問われると「自分でも一生懸命やっているだけなので、分かりません」と笑った。
 歴代の4番打者が築いた記録に並ぶ、価値ある一打。背中でチームを引っ張る姿は、先輩たちと同じだ。優勝争いが佳境となった11日の広島戦(マツダ)。打席に向かう前のベンチで、スタメンに抜てきされた2年目の中井に声をかけた。「おい、オレのマン振り(フルスイング)見とけよ。バットはこうやって振るんだ」とアドバイスを送り、リラックスさせた。自身の連続試合本塁打(5試合)はその日で途切れたが、中井は第4打席でプロ1号を放った。
 今季満塁での成績は11打数6安打2本塁打17打点、打率・545。「何でかな。燃えているのかな」と言うが、どんな場面でもリラックスして打席に入ることが重要だと知っている。原監督は「本当に大きいです。満塁弾ですから。タイ記録?すぐに抜かれますよ」と称えた。
 チームは3連勝で優勝マジックは6。最短で23日にもリーグ3連覇が決まる。阿部は言った。「マジックは自力で減らそうとみんなでやっている。一戦一戦、精いっぱいやっていきたい」。浮かれることなく、満塁男はクラブハウスへ引き揚げた。

 ≪クルーン 史上最速で150Sに到達≫クルーンがプロ野球史上最速となる通算250試合目で150セーブに到達した。2死から振り逃げで走者を出したが、最後はデントナを空振り三振に仕留めて快挙達成。マウンド上で受け取った花束を掲げて歓声に応えた。「いろんなことが頭を駆けめぐった。支えてくれた人に感謝したい。特に僕を守護神にしてくれた牛島さん(来日1年目の05年横浜監督=本紙評論家)に感謝したい」と話した。15日の阪神戦(東京ドーム)では同点の11回に決勝2ランを被弾。気持ちを切り替えて臨んで大台に到達して「チームの一員として優勝を目指して自分の仕事に集中する」と頼もしかった。

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