岩隈に負けた…涌井 悪夢の140球目にぼう然

[ 2009年9月2日 06:00 ]

<楽・西>9回1死二塁、同点にされマウンドに座り込む涌井

 【西武2―3楽天】サヨナラ負けが決まった後、西武・涌井は悪夢を見たようにぼうぜんと立ち尽くした。楽天・岩隈との今季3度目のエース対決。自己ワーストの8四球と制球に苦しみながらも、何度もピンチをしのいできた右腕が最後に力尽きた。

 「何とか逃げ切ってほしかったが、最後にすきが出た」と渡辺監督。9回、先頭の投前に弾んだ打球を涌井がはじき、出塁を許したことが始まり。記録は安打だが「涌井の守備力からしたら普通にアウト」と監督は言う。犠打と二塁打で同点とされ、敬遠後の140球目、リンデンに決勝打を浴びた。
 試合後、涌井は無言を貫いた。楽天との直接対決はまだ残り7試合あるものの、この日の敗戦によるダメージの大きさは計り知れない。

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2009年9月2日のニュース