攻守で響いた荒木の穴…中日 下位に痛い連敗

[ 2009年9月2日 22:33 ]

 【中日3-4広島】たった1人とはいえ、レギュラー選手の穴は大きかった。今季チームで唯一フルイニング出場していた荒木を欠いた中日は、広島に痛い2連敗を喫した。

 左手首痛とみられる荒木に代わって二塁を守った岩崎達が、6回に痛恨のミスを犯した。無死二塁で小窪の二遊間へのゴロを大きくはじいて内野安打としてしまい、二塁走者が生還。これが今季初先発だった3年目は「記録はヒットだったが、一つアウトを取らないといけない場面」と苦渋の表情で振り返った。

 攻撃面でも悪影響が出た。荒木の座っていた2番に藤井を配したものの、6回までの3打席でいずれも凡退。不慣れな打順のためか、あまりにあっけない打撃で、ベンチもたまらず7回の守備から交代を命じた。

 後半戦で初めてBクラス相手の3連戦に負け越し、巨人の背中が遠のいた。「こんなもんだ」と話した落合監督の表情も、どこかこわばっていた。

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2009年9月2日のニュース