阪神が3連勝で3差!鳥谷打てば負けない

[ 2009年9月2日 20:09 ]

 【阪神9-4ヤクルト】逆転3位が現実味を帯びてきた。阪神は6カード連続の勝ち越しを決め、ヤクルトとはついに3ゲーム差。初の3試合連続本塁打を放った鳥谷は「経験がないこと。チームに貢献できて良かった」と思わず笑みがこぼれた。

 打線がうまく回っている。三回までに4点。4―1の五回には狩野が3点二塁打。六回に3点を返されたが、その裏に鳥谷が自己最多タイの15号2ランを放った。
 鳥谷が打てば負けない。甲子園で本塁打を打った試合は2005年から引き分けを挟んで19連勝。「自分が仕事をして、チームが勝つのが一番いい」と力強く話した。
 前半戦はチームも鳥谷も苦しんだ。フル出場にこだわる男が打撃不振から代打を送られる屈辱も味わった。「目の前だけに集中する。勝っていけば必ず雰囲気は変わる」。後半戦が始まる前、自らに語りかけるように言った。細かい修正を重ねて復調し、鳥谷と歩を合わせるようにチームも上昇した。
 「状態がいい。(出遅れを)取り返せるチャンス」と鳥谷は言う。狙うはこのカードの3連勝。早くも第3戦に視線を向けた。

続きを表示

2009年9月2日のニュース