異次元的!亀井3本目サヨナラ弾!王に並んだ

[ 2009年8月9日 06:00 ]

<巨・ヤ>延長10回無死、サヨナラソロホーマーを放ちナインに手荒い祝福を受ける巨人・亀井義行

 【巨人2-1ヤクルト】異次元パワーだ。巨人・亀井義行外野手(27)は8日のヤクルト戦(東京ドーム)で、1―1の延長10回にバックスクリーンにサヨナラの16号ソロ。これで1シーズン3本目のサヨナラ本塁打となり、70年の王貞治(現ソフトバンク球団会長)の球団記録に並んだ。残り49試合で、“世界の王”超えの可能性は十分。チームも3連勝で、貯金を今季最多の23に戻した。

【試合結果


 最大級の賛辞といっていいだろう。原監督は言った。「存在感を見せてくれ、チームに欠かせない選手になった。これからは技術的なことより、(彼のように)異次元的な力が必要な試合が続く」。中日とのマッチレースの様相を呈してきたペナント争いのキーマンとして、指揮官から指名されたのが亀井だった。

 異次元的、換言すれば神懸かり。同点の延長10回、先頭で打席に入った亀井が、カウント0―1から押本の外角フォークを完ぺきにすくった。高々と舞い上がった打球はバックスクリーンへ。今季3度目のサヨナラ本塁打に、もう“手慣れた”笑顔でお立ち台に上がった。

 「3度目のサヨナラ本塁打?ちょっと怖いくらい。多少(本塁打は)心のどこかにありましたけど…。何て言っていいのか分からないけど、とにかくうれしい」
 シーズン3本のサヨナラ本塁打は巨人では70年の王に並ぶ球団記録。「(王さんと)並べたらいかんでしょ」と謙そんしながらも、すぐさま「超えられるように頑張りたい」とはにかんだ。

 “異次元の男”の原点には苦い経験があった。1、2軍の往復を繰り返していた07年。消極的な打席を繰り返して2軍落ちした際、岡崎2軍打撃コーチ(現2軍監督)から「おまえは自分の才能を生かしていない」と指摘された。「ファーストストライクを振る」。心に誓った昨季は打撃3部門で自己最高の成績を残して1軍に定着。61試合で5番に座る今季も、そのスタイルは変えない。今季のサヨナラ弾は4月25日の中日戦が岩瀬の初球、4日の広島戦がカウント0―2から横山の3球目。そしてこの日と、いずれも第1ストライクをスタンドに運んだ。

 さらに技術的な裏付けもある。7月下旬、原監督から下半身主導の打ち方を教わった。独自に肉付けもし、バットを高く構え、右足を小刻みに動かしてタイミングを計るようにした。一見するとイチロー(マリナーズ)のような構えが、スムーズなスイングと球を見極められる効果をもたらした。後半戦に入って停滞気味のチームにカツを入れるかのような一発。再び中日を2・5差に引き離した。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2009年8月9日のニュース