鈴木弾で負けなかった!しかし中日は“もう、そこ”…

[ 2009年8月6日 06:00 ]

<巨・広>延長12回無死、鈴木が同点ソロを放ちナインに迎えられる

 【巨人3―3広島】3度リードされる展開で3度追いついた。勝ちに等しい今季8度目のドロー。ベンチ入り野手16人を使い切った原監督は「本当に引き分けに持ち込んだというところで貴重な一発だった」と振り返った。

 “九死に一生”を得る一撃は、伏兵のバットから生まれた。延長12回、クルーンの暴投で1点を勝ち越された直後の攻撃。途中出場した鈴木が、青木勇の内角スライダーを引っ張った。一塁まで全速力で走り、右翼席に飛び込んだ打球を見て右手拳を力強く握った。「びっくりしたよ。まさか札幌ドームで入るとは。練習でもホームランなんて打てないのに…」と相好を崩した。
 土壇場で飛び出した今季1号は、ソフトな握りから放たれた。夏場に入り、バットを握る手の力を緩めた。「力が入ってバットの操作がうまくできなくなるから。少しだけグリップにゆとりを持てるようにしている」。両打ちながら、相手先発投手が右の試合でも、ベンチスタートが続く。そんな中でも左打席での準備は欠かさなかった。前日から左打席で3打席連続安打を放ち「練習の成果が出たと思う」と胸を張った。
 チームは後半戦に入り3カード目で初の勝ち越し。2位・中日との差は1ゲームと縮まったが、負けなかったことが何より大きい。それでも原監督は「打線の方が反省するところがある。投手陣は頑張っているから。まあ、また切り替えていきます」と最後に少しだけ悔しさをのぞかせた。

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