松井秀 ハラデーから特大135メートル弾

[ 2009年8月6日 06:00 ]

ブルージェイズ戦の9回、中越えに本塁打を放つヤンキース・松井秀喜

 【ヤンキース5―3ブルージェイズ】もう“天敵”と呼ぶ必要はない。ヤンキースの松井が4日、大リーグ屈指の右腕、ブルージェイズのハラデーから特大の135メートル弾を放った。4―3の9回に先頭で打席に入ると、初球の外角低め90マイル(約145キロ)のツーシームを迷わず振り抜き、バックスクリーンへ。「中堅へのいい打撃だった。試合展開的にも、いい本塁打になった」。7月20日のサヨナラ弾以来、出場12試合ぶりの一発となる16号ソロ。1点差に迫られた直後だけに、ジラルディ監督も「効果的な本塁打」と称えた。

 メジャー7年間の経験でつくり上げた攻略法だった。「その日のハラデーの調子に関係なく、過去の対戦から外へ沈むシンカー系の球を待つようにしている」。昨季20勝を挙げた右腕の持ち味は左打者の内角に食い込むカットボールと、外角に鋭く沈む高速ツーシーム。抜群のコントロールで両サイドに投げ分けるスタイルに、松井は苦しめられてきた。1年目の03年から3年間は打率・174、0本塁打。しかし、狙い球を1つに絞ることで苦手意識を払しょくした。この日の4打席でスイングしたのは、真ん中から外寄りの直球とツーシームのみ。計4球投じられたカットボールとチェンジアップには微動だにしなかった。ハラデーからは今季2本塁打となり、通算4本は対戦投手別で最多となった。
 3試合ぶりの先発起用に応える貴重な一発。「もっといっぱい本塁打が出るといいね」と力を込めた。DHの座を守るには打ち続けるしかない。

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