巨人「オビ」「ゴン」「トウ」で中日叩き

[ 2009年7月27日 06:00 ]

 巨人が後半戦開幕となる、28日からの中日3連戦(東京ドーム)に右腕3本柱で臨む。初戦は前半戦終盤に3勝を挙げたウィルフィン・オビスポ投手(24)を投入。2戦目以降はゴンザレス、東野の先発が有力で、2・5ゲーム差に迫った眼下のライバルを叩く。

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 球宴が行われた広島から空路で帰京した原監督は、出発前の広島空港で後半戦開幕へ向け気持ちを高ぶらせた。「(中日とは)競った試合が多い。数字を見ても分かるように実力差はない」。今季中日戦は8勝4敗と勝ち越しているが、7試合が1点差とあり、警戒心を強めた。
 大事な初戦は7月に先発デビューから3勝無敗のオビスポを立てる。ジャイアンツ球場で投球練習を行った助っ人は「いい感じで投げられている。相手は関係ない。今まで通りの勢いでいければいい。力と力の勝負をしたい」と意気込んだ。登板後は外国人枠の関係から出場選手登録を抹消されるが、キャッチボール中は尾花投手総合コーチからチェンジアップについてアドバイスを受け「使えたらいいね」。強力打線を相手に新球を披露する作戦も練っている。
 原監督がポイントに挙げたのは4番・ブランコではなく井端、荒木封じ。「あの1、2番を抑えないとね。井端は調子が上がっている」と球宴で7打数6安打を放ったリーグ首位打者を警戒した。
 指揮官は後半戦ローテについて「相性は多少考える。基本的には5枚で回したい」。中日戦相手に昨年から6連敗中の内海を、相性のいい阪神戦に回すことが濃厚となった。差は2・5ゲーム。いきなりの首位攻防決戦はオビスポ、ゴンザレス、東野で3連勝を狙いにいく。

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2009年7月27日のニュース