松井秀　２戦ぶりの出場も“カヤの外”

　【ヤンキース６―４オリオールズ】ヤンキース・松井は２試合ぶりの出場も、４打数無安打に終わった。チームは初回に一挙４点を奪い６連勝で首位キープ。今季最多の貯金２０としたが、先発唯一の無安打と“カヤの外”だった。

　６回。カウント２―３からバーケンの９１マイル（約１４７キロ）の外角低め直球をストライクとコールされると、天を仰いだ。「制球が良かった。他の打者の時はあんまり分からないけど、僕の時は良かった気はする」。加えてオノラ球審は外角を広くストライクに取る傾向があった。前日の欠場の影響は「関係ないです」としたが、ゾーンについては「外がちょっと広めでしたね」と話した。
　ジラルディ監督は「首位で１０月を迎えたわけじゃない」と気を引き締めたが、後半戦全勝の原動力として「投手力と守備力の安定」に手応え。７月の打率・３１８と好調の松井も、いい流れを止めるわけにはいかない。