1死満塁 千葉大会ベスト4かけての兄弟ガチ対決は…

[ 2009年7月24日 07:06 ]

<習志野・千葉黎明>試合終了後、スタンドにあいさつする習志野・山田翔太(右から2番目)

 【千葉・習志野4―1千葉黎明】千葉大会準々決勝で習志野は千葉黎明に4―1で逆転勝ち。エース山田翔太は4回1死二塁の場面で先発・田中を救援。1点を失ったものの、5回以降を無失点に抑えた。

 5回には千葉黎明の「5番・三塁」で先発出場した弟・健太郎との兄弟対決も実現。1死満塁の危機だったが内角直球で遊ゴロ併殺に打ち取り、8回の第4打席も二ゴロに抑え兄の貫禄を見せた。「絶対打たれちゃいけないと思って投げた」と兄が振り返れば、弟は「兄から打てなくて悔しい」と涙した。
 バックネット裏で見守った父・辰也さん(45)と母・けい子さん(46)は「見ていて複雑だったけど2人ともよく頑張った」と口をそろえた。「次もコースを丁寧に突く投球をしたい」。感傷に浸ることなく言い切った兄の目は春夏連続の甲子園をしっかりと見据えていた。

続きを表示

2009年7月24日のニュース