ナオ君6回3失点…初黒星でVに後がない!

[ 2009年5月27日 06:00 ]

<亜大・東洋大>6回を投げ、被安打9、3失点でリーグ戦初黒星を喫した亜大先発・東浜。1回1死一塁、林崎に死球を与えて帽子を取る

 勝ち点を挙げた方が優勝となる東都大学野球春季リーグ最終週第1日は26日、神宮球場で東洋大―亜大の1回戦を行い、、初登板から4試合連続完投勝利中だった亜大の東浜巨(ひがしはま・なお)投手(1年)が6回3失点と打ち込まれて敗戦投手となった。27日に東洋大が勝てば戦後初のリーグ戦5連覇が決まる。5季ぶりの優勝を狙う亜大は2連勝しかなくなった。

【日程と結果


 6回9安打3失点で大学初黒星の亜大・東浜は「狙い打たれた。東洋大はレベルが高い。今までのチームと違う感じがした」と下を向いた。初回。自慢の直球をいきなり先頭小島に右中間三塁打されると3安打で2失点。最速146キロの直球にツーシーム、スライダーを投げ込んだが、際どい球はことごとく見送られ、甘く入った球を痛打された。内角攻めがテーマだった。前日のブルペンでは右打者に2度ぶつけたほどだが、失点した3回までの48球で内角はわずか14球。「今までと違う感覚があった。甘く入って…、自分でも分からない」とスーパー1年生はうなだれた。

 初の途中降板で連続完投勝利も4でストップ。5季ぶりの優勝へは残り連勝しかない。生田監督は「東浜は及第点。あしたみんなで頑張って3戦目で何とかする」と逆転優勝を見据えた。

 <東洋大 小島が東浜攻略!打率もトップに>リードオフマンの小島が東浜を攻略。初回に三塁打すると5回にも外角スライダーを流し打って左翼線二塁打など4打数3安打。12日からの中大戦に連敗後、主力は東浜の投球をまねた打撃投手で徹底的に打ち込みをしてきた成果で打率も・378で首位に躍り出た主将は「対戦に違和感はなかった」と胸を張った。戦後初の5連覇に王手をかけた高橋監督も「小島がよくやった。東浜君から点取っちゃって悪いなあ」と満足げだった。

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2009年5月27日のニュース