亜大 東浜に負けん!北原が意地の好救援

[ 2009年5月14日 06:00 ]

 【亜大3―2立正大】東都大学野球春季リーグ第6週第1日は13日、神宮球場で2回戦2試合が行われた。第1試合は亜大が北原郷大投手(3年)の好救援もあって3―2で立正大を下した。第2試合は5連覇を狙う東洋大が連敗。中大相手に9季ぶりに勝ち点を落として首位から陥落した。この結果、優勝争いは亜大と東洋大に絞られ、26日からの最終週で勝ち点を挙げた方が優勝となる。

【日程と結果


 亜大は4投手の継投で逃げ切って連勝。勝ち点を落とした東洋大を勝率で上回り首位に立った。1点リードの最終回2死満塁で登板した3年生右腕の北原は、自己最速を3キロ上回る151キロをマークするなどして赤堀を二ゴロに打ち取る好救援。「球速とか関係なくとにかく思いっ切り投げた」と胸を張った。リーグ戦4戦連続完投勝利中の1年生・東浜とは寮で同部屋。「東浜の活躍はうれしいけど後輩に負けたくない部分もある」と上級生の意地もちらり。それでも生田監督は「きょうは北原です。首位?まずは東洋大戦よりナインをしっかり授業に出席させます」と余裕の笑みを浮かべていた。

 ◆優勝の行方◆第6週を終えて亜大、東洋大、青学大が勝ち点3で並んだが、勝率差で亜大が首位に立った。青学大は次週の国学院大戦で仮に連勝して勝ち点4としても、最終週の亜大、東洋大の直接対決で勝ち点を挙げた方に勝率で及ばないため、優勝争いは亜大、東洋大に絞られた。最終週で勝ち点を挙げた方が優勝で、亜大なら5季ぶり18度目。東洋大なら戦後初の5連覇達成となる。

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2009年5月14日のニュース