巨人 横浜に打ち勝つ!小笠原の一発が口火

[ 2009年5月14日 18:23 ]

3回、同点ソロを放った小笠原(左)を迎える巨人先発のグライシンガー

 【巨人9-5横浜】巨人の小笠原が3回、内角高めの変化球をコンパクトに鋭く振り抜き、右翼席に同点ソロを放った。「カウントが2―3だったので、集中して球を見極めようと思った」。11年連続で2けたに乗せた技ありの本塁打が強力打線に火を付けた。

 藤江と初めて対戦した7日は沈む球に苦しめられ、7回途中まで1失点の力投を許していた。しかし、小笠原の一発が藤江の制球を狂わせる。高めの甘い球を逃さずに3連打で満塁と攻め、鶴岡が犠飛、グライシンガーも適時打。新人右腕を序盤で降板させた。

 轍を踏まないという、打線の底力を見せつけた。12安打9点で4カード連続の勝ち越し。原監督は「きのうはプロとして恥ずかしい試合をしたが、きょうは新たな形で勝てたのが大きい」。失策絡みの失点もあってサヨナラ負けを喫した前夜のまずい敗戦を、自慢の打線がわずか1日で振り払っての快勝。指揮官に、安堵の表情がにじんだ。

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2009年5月14日のニュース