7回0封!斉藤ようやく初勝利に「ホッ」

[ 2009年4月24日 06:00 ]

<横・広>勝利投手となり、笑顔の広島・斉藤悠葵

 【広島2-0横浜】広島の斉藤が今季3試合目で初勝利を挙げた。「ホッとしています」。自身最長タイの7回で降板するまで、わずか1安打。89球と余力を残しての交代でプロ初完封の夢は消えたが「後ろには頼りになる先輩が控えていますから」と話した。

 1学年下の前田健、2学年上の篠田は今季すでに完封を達成。「2人がいいピッチングをしていたので(自分も続けて)よかった」。ともに先発ローテーション入りした仲間の活躍が刺激になった。登板前には昨季3勝を挙げたときと、結果が出なかった今季2試合のフォームをビデオで比較。リリースまでにぎごちなさが残った個所をスムーズになるよう修正し好投につなげた。

 チームは5割復帰で3位に浮上。24日からは地元で阪神、巨人を迎え撃つ。「自分の仕事をしっかりして、優勝目指します」。チーム浮上のカギを握る21歳左腕の言葉は力強かった。

 ≪栗原 腰痛で交代≫広島の栗原が、5回の第3打席後に腰の張りを訴えて途中交代した。前日の試合中に腰に違和感を覚えたという。「張りがあって、思うようにバットが振れなかった。きょうはしんどかった」と栗原。ブラウン監督は「試合前から訴えていた。見た目が重そうだったので代えた」と話した。試合後は病院には行かず、都内の宿舎で静養。24日の試合出場については状態を見て判断する。

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2009年4月24日のニュース