安くしたら?ヤンキース、高額シートは閑古鳥

[ 2009年4月24日 08:52 ]

 今年開場した米大リーグ、ヤンキースタジアムの観客席が埋まらない。まだ公式戦6試合を開催しただけだが、バックネット裏の高額席は空席が目立つ。強気な価格設定に、折からの不況が追い打ちをかけている。

 建設に約15億ドル(約1470億円)をかけた新球場のバックネット裏の席は500ドルから2500ドル(約24万5000円)。その高額席が21日のナイターも22日のデーゲームも半分以上空いていた。ヤンキース幹部は「席については話さない」と口が重い。ファンの一人は「昔はいつも満員だったのに…」。人気球団とは思えない不入りに違和感を覚えると言う。
 別のファンは「値段を決めたときには、今の経済状況を予測できなかったのだろう」と同情している。しかし、1試合あたり163万ドルの収入(AP通信調べ)が見込める高額席が空いたままで、埋まるのは価格を据え置いた安い席ばかり。屈指の人気球団も頭が痛いことだろう。(共同)

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2009年4月24日のニュース