慎重さが裏目…ロッテ投手陣“一発病”

[ 2009年4月13日 06:00 ]

<オ・ロ>5回途中、小野晋吾はKOされマウンドを降りる

 【「追球」 ロッテ1―4オリックス】また手痛い一発を浴びた。5回。ロッテ先発・小野が先頭・後藤に勝ち越しソロを被弾。やや甘く入ったシュートを中堅右に運ばれた。チームは開幕から8試合連続5失点以上の不名誉な記録こそ免れたが、8試合連続で計17本塁打を喫している“一発病”は深刻だ。

 「ホームランは流れを変えてしまう。何とかしたかったけど踏ん張れなかった」と小野。唐川以外の先発陣は総崩れで5連敗。慎重な投球、配球が裏目に出ている。技巧派が多く、強気に内角を要求するリードが持ち味の里崎も長打を警戒して外角中心の組み立て。序盤から厳しいコースを突いているが、打者は外角への意識が強くファウルで粘られ球数が増える。球威が落ち、制球が甘くなった中盤につかまるケースが目立つ。同点、勝ち越しなど肩書がつくアーチは17被本塁打中、実に10本。この日の小野も4回まで1安打1失点ながら球数は83球。勝負どころで被弾した。
 「次は渡辺俊が投げるし新たな流れをつくりたい」。バレンタイン監督は14日楽天戦に今季初先発するWBC代表右腕に期待を寄せた。

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2009年4月13日のニュース