マリナーズ好調の要因は「いい化学反応」

[ 2009年4月13日 15:24 ]

 昨季、総年俸1億ドル(約100億円)以上のチームで、史上初めて100敗(101敗)という不名誉な記録を残したマリナーズが、今季は好発進した。開幕からの遠征7戦を5勝2敗。同じア・リーグ西地区のアスレチックスに3連勝し、現在4連勝で、14日(日本時間15日)の本拠地開幕を迎える。

 大リーグで初の指揮を執る日系4世のワカマツ監督は「クラブハウスでもグラウンドでも、いい化学反応が出ている」とチーム内の活気を喜ぶ。
 試合運びは堅実そのもの。11日の試合で、2点リードの九回に犠打を命じて決定的な1点を加えるなど、リーグ最多の4犠打。2度の無失点勝利に、6試合が3点差以内(4勝2敗)と攻守で粘りを見せる。城島も「監督のやりたい野球は頭に入っている」と話す。
 守護神プッツを放出し、救援陣に不安を抱えるが、5年目のアーズマが初セーブを挙げ、新人のケリーらが中継ぎで好投。不安定ながらも、何とか形になりつつある。
 イチローに代わり1番に入る新戦力のチャベスは、開幕から7試合連続安打中。ワカマツ監督は「みんながステップアップしている」と喜ぶ。15日からはイチローも出場可能になる。(共同)

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2009年4月13日のニュース