結論は…アニキを生かすも殺すも5番・新井次第

[ 2009年4月9日 22:30 ]

5回、広島1死、三塁手新井(右)が東出の邪飛を追うも捕れず

 【阪神2―4広島】阪神はやはり5番・新井の打撃が鍵を握る。金本はこの日、3度出塁したが、後続が凡退。いずれも得点につながらなかった。

 0―2の3回に1点を返し、なお1死二塁。金本が敬遠気味に歩かされ、さらに暴投で2、3塁。新井は二飛に終わり、続く関本も二ゴロ。6回も先頭で金本が安打を放ったが、5、6番に快音は出なかった。金本の犠飛で1点を奪った直後の8回1死一塁では、新井が併殺打。真弓監督は「(金本の)あとがつないでいかないと、点を取れない」と嘆いた。
 金本を歩かせ、次の打者と勝負する。ここ何年も見られた光景だった。真弓監督は新井の勝負強さに懸けて5番に指名したが、ここまではあまり機能していない。力みも見られる新井に、和田打撃コーチは「ここを強い気持ちで乗り越えていかないと」とエールを送った。
 新井は試合後、素振りをして汗だくになって引き揚げた。好調金本を生かすのは新井のバットに懸かっている。

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2009年4月9日のニュース