今季で休部の日産自動車 初戦で散る

[ 2009年3月12日 06:00 ]

<日産自動車・三菱自動車岡崎>逆転負けでの初戦敗退に元気なくベンチをあとにする日産自動車ナイン

 【日産自動車2-4三菱自動車岡崎】日産自動車の意地の反撃も及ばなかった。2点を追う9回2死から吉田が右前打で出塁。続く船引も8球粘ったが、最後は左飛に倒れ万事休す。日産自動車のラストシーズン初戦は黒星発進となった。「休部?その影響は感じませんでした。選手はそれをバネに頑張ろうということで鼻息は荒かったんですが…」。久保監督は無念そうに振り返った。

 2月9日に今季限りでの休部が発表されて以降、チーム内では「最後は日本一で終わろう」が合言葉になった。今大会はその最初のチャンスだったが、気持ちと体が空回りした。吉浦主将は「気持ちは入っていたけど…。力不足です」と言葉を絞り出した。次の目標は3度目の都市対抗制覇。6月には激戦区の神奈川予選をまず突破しなければならないが、久保監督は「残り少ない時間を大切にしながら頑張っていきたい」と有終の美を飾ることを誓った。

 <三菱自動車岡崎 五嶋力投!7回10K>先発・五嶋の7回10奪三振の力投もあり、粘る日産自動車を下した。「初回に先制されましたけど、その後に持ち直したのはよかった。無四球だったのは収穫」。13日の2回戦は1回戦をコールド発進したJR東日本と対戦するが、川口監督は「相手は強いが、とにかく自分たちの野球をする」と一歩も引かない。

続きを表示

2009年3月12日のニュース