西村健 556日ぶり先発で好投!

[ 2009年3月12日 06:00 ]

<広・巨> 広島打線相手に5回2安打1失点と好投する西村健

 【巨人0-1広島】中継ぎから先発転向を狙う巨人・西村健が先発して5回2安打1失点。07年9月2日の横浜戦以来、556日ぶりのまっさらなマウンドで躍動した。自慢の剛速球とシュートで押し、フォークを振らせるスタイルは捨てた。新たにカーブとスライダーを習得。緩急で打たせて取った。15アウトのうち三振わずか1。4回2死三塁のピンチでは内角スライダーで遊ゴロに打ち取り「テーマは緩急。それを意識して初球からカーブとスライダーを投げられた」。直球は最速145キロでカーブが113キロ。32キロの落差で凡打の山を築いた。

 今オフは走り込みで94キロから4キロ減量に成功。「久しぶりでも5回まで投げられた。減量効果?ありました」。06年10月8日の阪神戦以来、5回を投げ切ってスタミナ面の不安も克服した。前日、先発枠を争う野間口と福田がふがいない投球をした翌日の快投劇。6年目右腕は「先発枠に入って2ケタ勝つこと」と力強く目標を掲げた。

 ≪鈴木尚 1軍に合流≫2月のキャンプ序盤に右太腿裏を痛めて2軍調整中の鈴木尚が、13日のオリックス戦(京セラドーム)で1軍に合流する。教育リーグ・湘南戦で9回、三塁打を放ち大田の決勝打を演出。昨季30盗塁を記録したプロ13年生は「久々に三塁まで走ったけど足は問題ない」と手応えを語った。12日の教育リーグロッテ戦(浦和)にも出場する予定だ。

続きを表示

2009年3月12日のニュース