ロッテ懇願も…長野のハラは決まっている

[ 2008年12月5日 06:00 ]

長野久義にあいさつ後、囲み取材を受けるロッテ・山下スカウト 

 巨人入団を熱望し、ロッテからドラフト2位で指名を受けたホンダ・長野(ちょうの)久義外野手(23)が4日、山下スカウトのあいさつを受けたが、あらためて拒否する意向を伝えた。

 午後3時から約1時間20分に及んだ会談を終えた山下スカウトは「誠意と熱意で交渉を続けたいと伝えたら“もう少し考えさせてくれ”と言われた」と手応えを強調。約15分間、長野と2人きりで話をしたことも明かした。
 だが、長野に代わって取材対応したホンダ・安藤監督が、すぐに“翻意”を完全否定した。「残留することを伝えた。山下さんは“少し時間を下さい”と言うが長野に心の迷いとかはない」。ホンダ関係者も「長野はそう(もう少し考えさせてと)は言っていない」と話した。
 ロッテはすでに最高の評価となる契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1500万円を提示。5日も交渉することが決まったが、長野の意思は固く、その席で正式に交渉打ち切りを申し入れる見込みだ。

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2008年12月5日のニュース