習志野33年ぶり!慶応と決勝で対決

[ 2008年11月5日 06:00 ]

 来春センバツの重要な参考資料となる秋季高校野球関東大会は4日、神奈川・保土ケ谷で準決勝2試合を行い、習志野(千葉1位)が高崎商(群馬1位)を2―1で下し33年ぶりの決勝進出を決めた。また慶応(神奈川1位)は前橋商(群馬2位)に8―4で競り勝ち2年連続の決勝進出を決めた。5日は同球場で決勝が行われる。

【結果


 習志野のエース山田が8安打1失点完投し、33年ぶり2度目の決勝進出を決めた。3日の準決勝(下妻二)は2番手で8回1/3を投げサヨナラ勝ちを呼び込んだ横手投げ右腕は、この日も志願の先発。「疲れていたけど投げるとそんなにバテなかった」と気持ちよさそうに汗をぬぐった。市立船橋(千葉)の指揮官として春夏通算5度チームを甲子園に導いた小林監督は、習志野OBで80年夏の甲子園にエースで出場。大会初制覇も見えてきたが「ここまで来られるとは…。習志野ブランドで勝てているのかなあ」と謙虚だった。

 <慶応 白村腰痛降板も1年生継投で決勝進出>打線が14安打8点と爆発。2年連続3度目の決勝進出を決めた。神奈川大会から1人で投げ抜いてきたエースの白村が2回に腰痛を悪化させ降板も、明(みょう)と瀧本の1年生継投で残り7回を乗り切った。3番手で4回無失点の瀧本は「緊張したらもったいない。守備陣を信じて投げた」。3季連続の甲子園出場が濃厚となり、上田監督は「白村1人のチームじゃないことを見せられた」。習志野と戦う5日の決勝では49年ぶり2度目の関東制覇を狙う。

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2008年11月5日のニュース