広島の新球場はマツダが命名権取得へ

[ 2008年11月5日 14:10 ]

来春からプロ野球・広島カープの本拠地となる新広島市民球場

 来春からプロ野球・広島カープの本拠地となる新広島市民球場について、「MAZDA Zoom―Zoom スタジアム広島」で応募した自動車メーカーのマツダが5日、命名権を事実上取得した。

 地元有力企業への公募で手を挙げた2社を審査した市の選考委員会が同日、秋葉忠利市長に報告。市は近く、命名権の売却先として正式決定する。
 選考委の古川隆委員長は、マツダが提案した「風力発電などを購入し、環境に配慮したエコ球場化推進」といった社会貢献活動の内容を説明。報告書を受け取った秋葉市長は「市民やカープファンの熱い思いを生かしていけるよう、われわれも努力したい」と述べた。
 契約希望金額は来年4月から5年間で15億円。将来の大規模修繕費の財源確保が目的で、社会貢献への取り組みなど「企業の適格性」「名称のふさわしさ」「契約金額」の各項目を点数化、いずれも高い評価のマツダが全員一致で選ばれた。
 落選したのはスーパーのイズミとみられるが、選考委はマツダ以外の企業名を公表していない。

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2008年11月5日のニュース