黒田の思い届かず、ドジャース 先発が誤算

[ 2008年10月16日 13:16 ]

険しい表情で、フィリーズにリードされた試合展開を見るドジャース・黒田(中央)

 【ドジャース1-5フィリーズ】ロサンゼルス移転50周年に“世界一”を目指したドジャースの戦いが終わった。先発が序盤に崩れ、守りにもミスが出た。黒田は先発予定だった第6戦のマウンドに上がることなく、メジャー1年目を終えた。

 先発のビリンズリは第2戦で3回途中KOされ「やるか、やられるかだ」と雪辱を期していたが、1回に先頭打者本塁打を打たれるなど、再び3回途中で降板した。
 メジャー3年目の今季、チームトップの16勝をマーク。トーリ監督は「気合が空回りした前回の登板後によく話し合った。ガッツがある選手だからやってくれるはず」と期待したが、よもやの乱調だった。黒田は試合前の会見で「負けたら終わりの重要な試合になる」と意気込んでいたが、思いは届かなかった。

 ▼黒田の話 あまり実感がない。がむしゃらにやってきた1年が終わったという感じ。今日まで気持ちが張り詰めていて、次も投げるつもりだった。急に登板がなくなって戸惑っている。1年間しんどかった。最後にいい経験ができた。
 ▼斎藤の話 2度目のプレーオフに出られて、チームが初めてリーグ優勝シリーズに進出。残念ながら登板できなかったが、非常にいいシーズンだった。(登録を外れた)事実は受け入れ、精いっぱい調整した。今は何も考えられない。(共同)

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2008年10月16日のニュース