「頭を狙うのはダメだ」日系3世選手怒り心頭

[ 2008年10月14日 06:00 ]

 【フィリーズ2-7ドジャース】騒動の中心となったフィリーズ日系3世選手のビクトリノは、試合後も怒りが完全に収まっていない様子で「いずれ誰かが当てられる流れだった。でも頭を狙うのはダメだ」と相手バッテリーを批判した。それでも最後は「もう終わったこと。忘れるよ」と冷静に話した。試合は先発モイヤーが2回途中6失点降板と大誤算で、看板の打線も苦手の黒田の前に2点止まり。シリーズ中に母を亡くしながら、チームに残ったマニエル監督の思いも実らなかった。3日ぶりに会見を行った指揮官は「初回に相手に勢いを持っていかれた」とお手上げだった。

 ≪田口 凡退を悔しがる≫田口が6回に代打で出場。黒田との初対決は2球目の外角低めに沈むシュートを打って遊ゴロに終わり「甘い球だと思ったけど、思ったより変化した。いい球だった。もう1球待っても良かったかも」と悔しがった。チームは今シリーズ初黒星となったが「余裕はないけど、1試合ずつ切り替えていく」と話した。

続きを表示

2008年10月14日のニュース