ベケットが誤算…Rソックス「複雑」黒星

[ 2008年10月13日 06:00 ]

 【レッドソックス8-9レイズ】松坂で先勝したレッドソックスだが、敵地連勝という最高の土産を持ってボストンに戻ることはできなかった。5回の1イニング3発など3度リードを奪いながら、最後は7番手のティムリンがつかまった。これで今季レイズ戦の1点差試合は7戦全敗。11回は球審の判定に抗議したファレル投手コーチが退場処分を受ける後味の悪い結末に、フランコナ監督は「いろんなことが起きて複雑」と言葉少なだった。

 最大の誤算は先発のベケットだった。立ち上がりから制球が甘く、4回1/3で9安打を浴び、ポストシーズン自己ワーストの8失点。昨年の10月は4戦全勝だった大黒柱も、今季は2戦ともに勝利を呼び込めず「すべてうまくいかなかった」とうなだれた。

 それでも好調のリリーフ陣は、6回から延長10回まで投手4人で2安打無失点。7回から救援した岡島も2回を打者6人で完ぺきに抑えた。次は本拠地での3連戦。敗戦投手のティムリンも「この2戦は1勝1敗で十分。ボストンでは、われわれの有利は変わらない」と気持ちを切り替えていた。

続きを表示

2008年10月13日のニュース