楽天 来季投手コーチは佐藤義則氏が有力

[ 2008年10月10日 06:00 ]

 野村楽天が来季Aクラス入りへ、本気のテコ入れだ。楽天は9日、紀藤真琴投手コーチ(43)と来季の契約を結ばないと発表。1年契約での続投が確実な野村監督が“最終年”へ課題の投手陣整備へ本腰を入れる。

 「野球はピッチャー」と繰り返す指揮官が決断した紀藤投手コーチの“解任”。米田球団代表は「チーム防御率は良くなったが、若手が伸び悩んだ。これまで以上に強化したいということでの決断」と説明した。紀藤コーチは07年に2軍投手コーチから1軍投手コーチに昇格。昨年はチーム防御率4・31とリーグ最下位も、今季は故障続きだった岩隈を再生させ、チーム防御率も3・89とリーグ3位に押し上げた。だが球団は野村監督との来季構想の話し合いで、さらなる投手陣強化が必と判断。前日本ハム投手コーチでダルビッシュなどを育てた佐藤義則氏(54)を第1候補に後任探しを進めている。「佐藤さんを含め検討している。ベテランのコーチに鍛えてもらいたい」と米田球団代表。近日中に佐藤氏と面談する予定だ。
 他のコーチに関しても「さみだれ式にやります」と米田球団代表。野村監督の“最終年”への意気込みが早くも表れた。

 ≪長谷部 左ひざの内視鏡手術≫ルーキー長谷部が仙台市内の病院で左ひざの内視鏡手術を行った。3月に痛めた左ひざ半月板の損傷部分を除去するもので、手術は短時間で終了し成功。10日に退院し、年内はリハビリに専念する。即戦力として期待された今季は、8月19日のオリックス戦(スカイマーク)でプロ初勝利も13試合で1勝4敗。「早く治して、来年こそ頑張りたい」と話した。

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2008年10月10日のニュース