先発示唆された涌井 大宮でダル待つ!

[ 2008年10月10日 06:00 ]

<斗山・西武>4回無死、投ゴロを好捕する涌井

 CS第2ステージに備えて宮崎・南郷でキャンプ中の西武・涌井が、フェニックスリーグの韓国・斗山戦の4回から2番手として登板。先頭の崔周煥(チェ・ジュウファン)にソロを被弾したが、最速144キロの直球を主体に3回1失点。渡辺監督は「ホッとしたよ。開幕投手?まだ伝えていないけど本人は感じていると思うよ」と17日の第1戦(大宮)での先発を示唆した。

 昨季は17勝でリーグ最多勝だった涌井も今季は10勝11敗。なかでも不振続きだった終盤については「シーズンの最後の方は考え過ぎた」と振り返る。今キャンプでは思考をシンプルにする原点回帰に重点を置き「気持ちもリフレッシュできた。シーズンに比べたら良くなった」とエースの風格も取り戻した。第1戦の会場となる県営大宮は、04年国体で東北・ダルビッシュに投げ勝ったゲンのいい球場でもあるだけに「高校時代の記憶をたどって頑張ろうかな」とにんまりした。
 また、第2戦の先発が有力な岸も先発して3回1失点と好投。「相手はどこでもいいです」とこちらも不敵に笑った。両右腕の調整ぶりに渡辺監督も「2人とも問題ない」と手応えをつかんだ様子。快進撃を支えた好調打線に、復調気配の投手陣。一気にシリーズ進出王手をかけるつもりだ。

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2008年10月10日のニュース