巨人ファン歓喜!原監督「伝説つくった」

[ 2008年10月10日 22:41 ]

セ・リーグ優勝を決め、ファンの声援に応える原監督(手前)ら巨人ナイン

 13ゲーム差をひっくり返し、プロ野球の巨人がセ・リーグでV2を決めた。十日の東京・神宮球場。何度も胴上げされた原辰徳監督は「最後まであきらめず戦ったメンバーは歴史をつくり、伝説をつくった」。チームカラーのオレンジに染まったスタンドの巨人ファンは歓喜に包まれた。

 巨人はヤクルトを下し、バックスクリーンの大型画面に映る阪神―横浜戦を見守った。約十五分後、阪神が敗れ、優勝が決まった。「万歳」「おめでとう」。ファンはタオルを振り回し、涙を流して喜んだ。

 「奇跡的な優勝です。その瞬間に立ち会えて良かった」と喜ぶのは千葉県市川市のフリーライター福多利夫さん(40)。小学生のころから、あこがれのアイドルは原監督だったという。両親と観戦した埼玉県川口市の中学生大槻千花さん(15)は「今シーズンは無理だと思っていたので原さんはすごい」と満面の笑みを浮かべた。

 昨年はクライマックスシリーズ(CS)で中日に敗れ、日本シリーズに出場できなかったが、横浜市の会社役員海鋒政利さん(49)は「今年は日本シリーズに必ず行きます」と断言。「選手とファンの力。最後は辰徳のおかげです」と興奮気味に話した。

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2008年10月10日のニュース