阪神ナインぼうぜん…横浜に逆転負け

[ 2008年10月10日 18:58 ]

7回阪神2死一、二塁、好機に投ゴロに倒れ肩を落とす阪神・新井

 【神3-4横】阪神が逆転負けを喫した。3―0の6回に下柳が崩れ、内川に適時打を許して降板。1死一、二塁で救援したアッチソンが村田に45号逆転3ランを浴びた。阪神は9回、代わった寺原から二死一、三塁としたが、新井が右飛に倒れた。

 午後8時57分。神宮で巨人が勝った瞬間、阪神は藤川が逆転を信じてマウンドに立っていた。1点を追う9回は2死一、三塁と攻めたが、最後は新井が右飛に倒れた。空を見上げた後、がっくりとうなだれる新井。岡田監督も座ったまましばらく動かなかった。

 先発オーダーから今岡を外し、打線を組み替えた。3回に金本が2ランを放ち、5回にも関本がソロ。先発の下柳も5回まで1安打と好投したが、6回1死一、二塁から内川に適時打を許し、ベンチに下がった。

 2番手のアッチソンが誤算だった。なお一、二塁で村田を迎え、4球連続でストレート勝負。その4球目の145キロを完ぺきにとらえられると、打球は左翼席に消えた。右腕は「甘く中に入った。もう少し内側にいきたかった」と、痛恨の一発に肩を落とした。

 阪神は13ゲーム差をひっくり返された。開幕からの快進撃は、夏場を境に失速した。北京五輪に3人を派遣したことは「関係ない。言い訳になる」と岡田監督。けがで新井が離脱したことも、チームの苦しさを倍増させた。

 岡田監督は「最後はかみ合わなかった。点が取れなかった」と得点力不足を嘆く。昨年の優勝が消滅したのも横浜。同じ場所でまた、3年ぶりの栄冠が消えた。

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2008年10月10日のニュース