岩村封じだ!松坂 第1戦先発決定

[ 2008年10月9日 06:00 ]

 レッドソックスの松坂大輔投手(28)が、10日(日本時間11日)のリーグ優勝決定シリーズ“開幕戦”に先発することが正式に決まった。8日(同9日未明)にフランコナ監督が発表。指揮官は「松坂、ベケット、レスターの順で投げさせる。この3人は何の心配もしていない」と説明した。

 その右腕が最も警戒する選手に挙げたのが岩村だ。今季レイズ戦は3試合に登板し1勝0敗、防御率3・00。特に苦手意識はないが、9月15日の試合では対日本人打者1号を喫するなど昨季からの対戦成績は24打数9安打、打率・375。松坂が対戦したメジャー全打者の中で最も安打を許しており「やはり中心の選手。特に走者がいる場面で後ろにつないでいる。岩村さんを抑えるのは大事なポイントになると思う」と話した。

 それでも抑え込む自信はある。全体的に直球に強い岩村だがスライダー系の球種は弱い。今季対スライダーの打率は・175で、特に投手有利なカウントからは・138。コースも得意の内角低めは避け、外角中心に投げれば打ち取れる計算だ。前回登板で不調だったカットボールも“復活”。打ち取るイメージは頭に描かれている。

 レギュラーシーズンでは今季チームは8勝10敗。それだけに「借りを返したい」と力を込めた。7日は完全オフでリフレッシュに努めたが、日本人対決を制し勝利を引き寄せる。

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2008年10月9日のニュース