巨人拙守で失点…マジック2で足踏み

[ 2008年10月9日 18:03 ]

1回、吉村(左)に3ランを浴びた巨人・高橋尚

 【巨4-8横】プロ野球セ・リーグは9日、首位巨人が4―8で横浜に敗れたため、優勝へのマジックナンバー2は変わらなかった。10日、巨人がヤクルト戦に勝ち、阪神が横浜戦に敗れた場合のみ、巨人の2年連続優勝が決まる。

 巨人が守りの乱れから失点を重ね、初めて点灯させた優勝へのマジックナンバーを減らすことはできなかった。

 1回に先頭大西の平凡なゴロを三塁手の小笠原がファンブル。犠打の後には、高橋尚が有利なカウントから村田に四球を与えて二死一、二塁とし、吉村に先制3ランを許した。
 3回は2四球や小笠原の悪送球で一死満塁のピンチを招くと、2番手の東野が阿部の捕逸と金城の適時打などで3点を与えてしまった。

 同率で並んでいたライバル阪神との直接対決から一夜明け、気が緩んだわけではないだろう。だが、ミスがいずれも失点につながり、先発の高橋尚は3回持たずに降板。序盤の6失点と重苦しい雰囲気が、最後までチームにのしかかった。

 単独トップに立った前夜、伊原ヘッドコーチは「まだ第一関門を突破しただけ。横浜、ヤクルトもプロ。気を引き締めないと」と、残り3試合も厳しい戦いになることを覚悟していた。最下位の横浜に完敗した原監督は「五回までに4安打で8点取られちゃいかん。切り替えていく」と最後のヤクルト2連戦を見据えた。

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2008年10月9日のニュース