王前監督が福岡市長ら訪問、県民栄誉賞も

[ 2008年10月9日 09:30 ]

福岡市の吉田宏市長(左)と懇談するソフトバンクの王前監督(中央)。右は秋山新監督

 福岡で14年間にわたりプロ野球チームのホークスを率いてきたソフトバンクの王貞治前監督(68)が9日、退任あいさつのため、吉田宏福岡市長と麻生渡福岡県知事を相次いで表敬訪問。吉田市長はリーグ有数の人気球団に育て上げた功績をたたえ感謝状を贈呈した。

 市役所で王前監督は「熱烈な九州魂を込めて応援してもらい、(チームの)指揮を執れたことを幸せに思っている」と地元ファンへ感謝の気持ちを述べ、吉田市長は「市民に大きな夢と感動を与えてくれた」と労をねぎらった。県庁では、麻生知事が「王さんのおかげで全国制覇もし、日本中にホークス応援団が広がった」と花束を贈呈。県民栄誉賞などの表彰を検討していることを明らかにした。
 同行した後任の秋山幸二新監督は「来年は優勝して福岡を盛り上げたい」と意気込みを語った。
 王前監督は1994年、福岡市に拠点を置くダイエー(当時)の監督に就任し、99年には悲願の日本シリーズ制覇を達成。2004年に福岡市名誉市民となっている。

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2008年10月9日のニュース