金本1発だけ…阪神痛い痛い星を落とした

[ 2008年10月6日 20:25 ]

6回、阪神無死、三飛に倒れ顔をしかめる金本

 プロ野球セ・リーグは6日、首位の阪神がヤクルトに1―3で敗れ、試合のなかった巨人に同率で並ばれた。阪神と巨人はともに81勝56敗3分けで残り4試合となり、数字上はまったくの五分。7日は、巨人は試合がなく、阪神は横浜スタジアムで横浜と対戦。8日には東京ドームで直接対決が控えている。

 【神1-3ヤ】81勝56敗3分け。140試合を終え、阪神は巨人と完全に並んだ。「同じことばっかり言ってもしょうがない」と岡田監督の声に力はない。この日も、打てなかった。
 4回の金本の26号ソロによる1点に終わった。8回まで毎回走者を出したが、先頭打者は1度も出塁できなかった。岡田監督は「(安打が)単発。ノーアウトからやないし、なかなかつなげられん」と嘆く。前夜、8点を奪った打線は沈黙したまま。「1試合でもすかっと勝てれば、流れが変わる」と鳥谷は言ったが、前日の勢いを持ち込めなかった。
 1回に併殺打、5回2死一、三塁で空振り三振に倒れるなど、新井が4打数無安打。先発に復帰後、打線を引っ張っていた3番打者が2試合連続で無安打に終わった。広沢打撃コーチが「調子が上にあったものは、いつか下がる。ちょっとバランスを崩している」と話すように、内容が悪い。新井の好不調が占める比重は大きいだけに、復調は優勝への条件だ。
 最終成績が同率で並べば、今季の直接対決の結果で優勝が決まる。阪神は巨人戦の負け越しが既に決まっていて、数字上では不利となった。残り4試合。3年ぶりの優勝に向け、勝ち続けるしかない。

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2008年10月6日のニュース