田沢問題で…NPB 指名拒否は契約を制限

[ 2008年10月6日 19:54 ]

 プロ野球の実行委員会が6日、東京都内で行われ、日本プロ野球組織(NPB)のドラフト指名を拒否した選手が、外国のプロチームでプレーしてから日本に戻ってきた場合は一定期間、NPBの球団とは契約できないことを決めた。高校生は3年、大学生・社会人は2年とし、30日のドラフト会議までに詳細を詰める。

 NPBは社会人野球の新日本石油ENEOS・田沢純一投手が米大リーグ挑戦を表明したことを受け、この問題を協議してきた。横浜の山中正竹球団常務は「海外流出は日本の野球にとって大きな問題。抑止が目的」と説明。加藤良三コミッショナーは「日米で共存共栄の関係にある。信頼をもとにして話し合いをしたい」と話し、大リーグのセリグ・コミッショナーと話し合いを続けるという。

 また、コミッショナー事務局、セ、パ両リーグの統合に伴う野球協約改正の協議も行い、楽天の井上智治オーナー代行は「大まかな方向性については合意した」と話した。

続きを表示

2008年10月6日のニュース