王さんに応え金子V打!最後は馬原締め

[ 2008年10月6日 18:13 ]

5回、ソフトバンク2死満塁、金子が中前に先制の2点打を放つ。投手は朝井

 【ソ4-1楽】し烈な5位争いを展開するソフトバンクと楽天は6日、Kスタ宮城で直接対決。ソフトバンクの王監督にとって、この楽天戦は指揮を執る最後のカードになる。それでも「自分のことには感傷的にならない」と、自然体で臨んでいる。

 この日は午前中から雨。試合開始前には降りやんだものの、室内での試合前練習となった。今季の仙台での楽天戦は、何度も悪天候に悩まされてきた。「野球は外でプレーするもの」と常々話す王監督も「(球場に)屋根をかけてもらわないと。言うのは簡単だけどね」と、苦笑いしていた。

 試合はソフトバンクは新垣、楽天は朝井が先発。先制はソフトバンク。5回、2番・ショートで先発に抜てきされた金子が2点タイムリーを放った。6回には田上の4号2ランで2点を追加した。
 楽天は7回、憲史の二ゴロの間に1点を返した。しかしその後、反撃らしい反撃はなく、9回は馬原にキッチリ抑えられた。7日のゲームで運命の5位争いが決着する。

 ≪馬原 100セーブ到達≫責任感の強い26歳らしい第一声だった。「正直、100セーブはどうでもいい。チームがこういう状況の中で、何とか勝ちにつながる試合がしたかった」。九回を3人で締めたソフトバンクの馬原は、これが通算178試合目の登板。日本選手としては最速の通算100セーブ到達を果たした。
 昨季のセーブ王はことし、開幕前に右肩の炎症で戦線を離脱。初セーブを挙げたのは、7月26日だった。「チームには迷惑を掛けたので、何とか取り返したい思いが強かった」と馬原。今季登板した20試合で、失点を喫したのはわずか2試合だ。
 来季、巻き返しを期すチームにとって、その存在は不可欠。不動のストッパーは「一つの区切り。どんどん(セーブを)挙げられるように頑張りたい」と決意を新たにした。

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2008年10月6日のニュース