“田沢問題”でプロが見直し案5項目要望

[ 2008年9月26日 17:52 ]

 社会人野球、新日本石油ENEOSの田沢純一投手(22)の米大リーグ挑戦表明を受け、日本プロ野球組織(NPB)と、社会人を統括する日本野球連盟、全日本大学野球連盟が26日、東京都内でプロ・アマ連絡会を開き、プロ側から大リーグのスカウトや代理人によるアマ選手への事前接触ルールの見直しなど、5項目の要望が出された。

 これ以外には、大リーグのスカウトの登録制実施、海外でプレーした選手が日本球界に戻る際に制限を設ける、などが示されたもようだ。長谷川一雄・コミッショナー事務局長は「米国ではお互いの契約関係を制限することは法律上できない。ならば、日本球界の中でルールを作るしかない」と説明した。
 また、5項目の要望とは別に、12球団の入団説明会(仮称)を開催した場合、有望選手の参加をアマ側に要請した。
 一方、アマ側からは社会人、大学、高校で異なるプロとの交渉解禁時期を来年以降統一する案が示された。日本野球連盟の鈴木義信副会長は「(5項目については)今後検討する。アマとしても日本のプロの発展には当然、協力していく」と話した。

 ≪アマは慎重な姿勢≫プロ側が提示した5項目の要望について、アマ側は慎重な姿勢を見せた。日本野球連盟の鈴木副会長は「12球団の統一した意見になっていない。きっちり要望書を出してほしい。すぐに回答できるものと、時間をかけなければならないものがある」と話した。
 プロ側は10月6日の実行委員会までに回答を求めている。同副会長は10月3日の全日本アマチュア野球連盟の常任理事会で検討する方針を明らかにしたが、「10月6日までの回答は無理」との見解を示した。

 ▼巨人・清武英利球団代表の話 プロ側でまとめた内容をアマ側に伝えた。プロもアマも日本の野球を守るという立場は一緒。組織的な問題を検討していく。

 ▼日本野球連盟・鈴木義信副会長の話 12球団の総意として要望書を提出してほしい。文書をもらってから、プロアマ発展のために協議したい。簡単に回答できるものも二つぐらいはある。

 ▼全日本大学野球連盟・内藤雅之事務局長の話 NPB側からは(要望の回答)期限を切られていないと認識している。1週間や10日間では答えられない内容もある。中、長期的に話し合う必要がある。

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