阪神覚悟!巨人景気付けド迫力3発!

[ 2008年9月18日 06:00 ]

3回2死、ラミレスは通算250号となる39号ソロを放ち、先発・東野に一礼される

 【巨人6―2横浜】ラミレス本来の豪快な一発ではなかった。メモリアルアーチは、バットの先に乗せて右翼席最前列に放り込んだ。3回、本塁打王を争う横浜・村田に1本差と迫る今季39号ソロは区切りの通算250号。ベンチに戻り、祝福の花束を受け取ると表情を緩ませた。

 「ジャイアンツというチームで記念すべき数字を達成できて光栄に思うし、神様に感謝したい」
 6年連続100打点など数々の記録を打ち立てた今季は常に感謝の気持ちを口にする。自分の記録より、常にチームへの貢献を優先する姿勢も変わらない。試合前の打撃練習は待ち時間は外野で体をほぐす。ベンチに戻る途中でファンにサイン。集中力維持のために練習途中の交流を避ける選手が多い中、ファンサービスもこなして試合で結果も残す。三浦の初球スライダーをとらえた一打に「甘い球は来ないので的を絞っていた。たまたま狙い通りだっただけ」と謙虚だが、たぐいまれな集中力のたまものだ。
 2回には坂本が今季3度目の2試合連発となる8号2ラン。本塁打を放った試合は7勝1分けとなり「きのうのいいイメージがあったので思い切っていけた」と笑った。
 3回は阿部も3ランを放ち、7連勝中のチーム本塁打は20発と得意の一発攻勢で早々と試合を決めた。19日からは、いよいよ阪神との3連戦。「凄く大事な試合になると思う」とラミレス。絶好調の強力打線が虎投に襲いかかる。

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2008年9月18日のニュース