8球団代表来た!田沢問題プロアマ緊急会合

[ 2008年9月13日 06:00 ]

田沢純一投手

 新日本石油ENEOSの田沢純一投手(22)のメジャー挑戦表明を受け、日本プロ野球組織(NPB)と日本野球連盟、日本高野連、全日本大学野球連盟のアマ3団体が12日、都内で緊急の意見交換会を開いた。

 前日の12球団代表者会議に続く緊急会議。アマ側と前夜に連絡を取って開催を決めた長谷川一雄コミッショナー事務局長が「球団代表にも聞いてもらっておいた方がいい」と、この日午前中に連絡を取ったところ、午後1時30分開始というのに日本ハム、オリックス、阪神、広島を除く8球団の代表が会議をキャンセルするなどして出席した。
 冒頭で社会人野球を統括する日本野球連盟の鈴木義信副会長が経緯を説明。プロ側からは「大リーグ球団と事前の接触があったのでは?」と疑問が投げかけられ、鈴木副会長は「事前接触は一切ないというENEOS大久保監督の報告を信じるしかない」と話した。
 NPBは米ニューヨークで16日(日本時間17日)に大リーグ機構と協議。19日には12球団による委員会を開いてアマ3団体への要望をまとめる。アマ側はこれを受けて22日に3団体で話し合い、26日にプロ・アマ合同で再び協議する予定となっている。

 ≪社員祝福の拍手に笑顔≫田沢は大リーグ挑戦表明から一夜明けた12日、東京都港区の新日本石油本社で史上最多9度目の優勝を飾った都市対抗の祝勝会に出席した。会では社員から橋戸賞右腕に大きな拍手が送られて笑顔を見せた。今後は数日間の休養後、10月下旬の関東選抜リーグ登板に向けて調整を開始する。

続きを表示

2008年9月13日のニュース