横浜逆転!村田単独キングだ「38号」

[ 2008年9月13日 21:57 ]

 【横5―4中】横浜が逆転勝ち。2点を追う8回2死二塁から内川の適時二塁打、村田のリーグ単独トップとなる38号2ランで3点を奪った。中日は早めの継投で逃げ切りを図ったが4番手の斉藤がつかまり、3連敗で勝率5割に逆戻りした。

 ≪明暗を分けた心理戦≫逃げ切りを図る中日バッテリーと、逆転の一振りに懸ける横浜の4番。8回の勝負が明暗を分けた。
 横浜は1点差に詰め寄り、2死二塁。村田はカウント2―1と追い込まれ、谷繁は定石通りに2球続けて外角にボールのスライダーを要求した。我慢して見逃した4番は「一塁も空いていたけど、向こうがストライクを投げざるを得なくなった」。心理的な立場が逆転し、斉藤の腕の振りが鈍った直後、甘く入ったスライダーはバックスクリーン左に消えた。
 本塁打王争いで単独トップに立つ38号2ランで逆転勝ち。だが、村田は「打点みたいに一気にはいかない。一本一本積み重ねることが大事」と、周囲の期待の声には惑わされない。タイトル争いは今からが正念場――。その心理は誰よりも理解している。

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2008年9月13日のニュース