12―0!帆足3安打完封で西武70勝!

[ 2008年9月13日 21:52 ]

約1カ月ぶりの11勝目をマークした帆足

 【西12―0楽】西武が70勝。帆足が3安打で完封し、約1カ月ぶりの11勝目を挙げた。打線は1回に江藤の犠飛などで3点を先行。終盤に片岡の4号3ラン、中村の39号ソロなどで大きく突き放した。楽天は西武戦の負け越しが決まった。

 ≪負けず嫌い1カ月ぶり勝利≫チーム一の負けず嫌いは誰か。西武・渡辺監督が迷わず挙げるのは、先発・帆足の名前だ。厳しい要求をすればするほど、反骨心を燃やして力を発揮するのだという。
 そんな左腕が8月10日以来、約1カ月も白星からごぶさただった。冗談を言い合う仲の涌井には「帆足さん、全然勝ってないですよねえ」と“ツッコミ”をもらう。その後輩が11日にチームの連敗を止めれば、先輩の意地で負けられないのだ。
 序盤から絶好調だ。楽天が先発に並べた8人の右打者の懐をどんどん突く。「低めに集めて、内角を突いた」と帆足。ベース近くで微妙に動く直球でバットの芯を外し、ゴロの山を築いた。9回の3人もゴロで片付けてゲームセット。今季3度目の完封勝ちは、散発の3安打で、27アウトのうち17個が内野ゴロという帆足の独壇場だった。
 「ほぼ完ぺき。持ち味が出たね」と渡辺監督も賛辞を惜しまない。7カードぶりにカードの初戦を取り、70勝到達で優勝マジックは11に。「負けたら涌井に何言われるか分かんないからね」と帆足はにやり。負けず嫌いな左腕は、気持ちよさそうに胸を張った。

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2008年9月13日のニュース