近大と同大が先勝/関西学生野球リーグ

[ 2008年9月13日 19:41 ]

 関西学生野球秋季リーグ第2節は13日、スカイマークスタジアムで1回戦の2試合を行い、3連覇を狙う近大は4―1で関学大に逆転勝ちした。同大は5―0で京大を下した。

 近大は同点の8回に2点を勝ち越すと、エース巽真悟(4年・新宮)が1安打に抑えて完投した。同大は2回までに3点のリードを奪い、3投手の継投で零封した。

 <近大 緩急自在のエース巽>近大のエース巽が関学大打線を1安打に抑えて、逆転勝ちに貢献した。最速146キロの直球と多彩な変化球を決め球に、安定した投球だった。
 それでも、5回に相手投手を四球で歩かせた後にこの試合唯一の安打で先制点を献上。「(あんまり)打たれてないのに点を取られるのは問題」と4四死球の内容には納得のいかない様子。リーグ戦はまだ序盤なだけに、浮かれる気配は見られなかった。

 <同大 新指揮官白星スタート>今季から指揮を執る同大の小玉監督が初戦を白星で飾った。試合前はかなり緊張したそうで「ほっとしたのが本音」と目尻を下げた。
 ただ、不祥事で1カ月間練習をしていない影響か、ナインの動きはいまひとつ。けん制死など細かいミスも出た。指揮官は「実戦が少ないが、いつまでもそれを言ってられない」と話し、表情を引き締めていた。

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2008年9月13日のニュース