二岡最悪のエンドラン見逃し三振で併殺

[ 2008年9月9日 23:34 ]

8回、中日無死二塁、荒木の右翼線への打球に飛びつくが捕れず、悔しがる小笠原。これで同点となる

 【巨2―3中】勝ちパターンには持ち込んだ。だが、攻守にほころびと誤算が重なり、勝利が遠のいた。巨人は大事な9連戦の初戦で痛い逆転負けを喫した。

 攻撃では2―0の3回だ。1死一、二塁で二岡にはフルカウントからエンドランのサインが出たが、低めの直球を見逃して三振。スタートを切っていた二塁走者も三塁で刺され、併殺という最悪の結果となった。原監督は「勝ちにいくところで、ああいうプレーが出るとは。あそこで一番いけないのは見逃し三振。食らい付いてほしかった」と嘆くしかなかった。
 継投も終盤に計算が狂った。2―1の8回。ベンチはいつものように豊田をマウンドに送る。あとは9回のクルーンにつなぐだけだった。
 しかし、先頭の森野に真ん中に入った直球を二塁打とされ、続く荒木に右翼線を破られて同点を許した。さらに送りバントで1死二塁となり、ウッズに真ん中に入ったフォークを左中間に運ばれる勝ち越し二塁打を浴びた。豊田は「きょうは最初から全部だめだった」と肩を落とした。
 首位阪神が勝ち、自力優勝の可能性もまた消滅。緊張感が高まるペナントレース終盤へ不安を残す1敗だった。

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2008年9月9日のニュース